読書中の私を独占したい!愛らしい猫の甘えん坊作戦

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私の膝の上で本を開くと、必ずと言っていいほど始まる猫との小さな攻防戦。今日も愛猫のモモが、いつもの場所で私の読書タイムを邪魔しにやってきました。

「にゃー」と小さな声で呼びかけてくるモモ。最初は床からじっと私を見上げているだけなのですが、その瞳には明らかな企みが潜んでいます。私が本に没頭し始めると、モモの作戦が本格的に始まります。

まずは、私の足元でゴロゴロと転がり始めます。尻尾をくるくると回しながら、時折上目遣いで私の反応を確認している様子が手に取るように分かります。でも、今日は新しく買った推理小説の大事な場面。簡単には気を逸らされまいと、私は必死に本に集中します。

しかし、モモはそう簡単には諦めません。次の作戦に移行です。私の膝の横から、前足でそっと本をつついてきます。まるで「私の方が大事でしょう?」と言わんばかりの仕草に、思わず笑みがこぼれそうになりますが、ここで負けるわけにはいきません。

すると、モモは最終兵器とも言える技を繰り出してきました。私の膝の上に飛び乗り、読んでいる本の真ん中に堂々と座り込んだのです。真っ白な毛並みの下に、ミステリーの重要な手がかりが隠れてしまいました。

「もう、モモったら!」と言いながらも、その温かい体重と、ゴロゴロと響く幸せそうな喉の音に、私の心は確実に揺らいでいきます。本を読むのを諦めて、モモの頭を撫でると、うっとりとした表情で目を細めます。

実は、こんな光景は毎日のように繰り返されています。私が本を手に取る度に、モモは必ずやってきて、様々な方法で注目を集めようとするのです。時には本の上に寝転がり、時には私の腕に前足を引っ掛けて引っ張り、時にはページをめくる手に噛みつこうとさえします。

最初の頃は、読書の邪魔をされることにイライラしていた私でしたが、今では彼女のこの行動が愛おしくてたまりません。モモにとって、私との時間は何よりも大切なのだと分かっているからです。

特に印象に残っているのは、先月の雨の日のこと。いつもより物憂げな様子のモモが、珍しく大人しく私の膝に座り、本に顔を寄せてきました。まるで一緒に読んでいるかのような仕草に、思わず胸が熱くなりました。

そういえば、モモを保護した日も、私が公園のベンチで読書をしていた時でした。当時まだ子猫だった彼女が、おそるおそる近づいてきて、私の本に興味津々な様子で覗き込んでいたのです。あの時から、本を介した私たちの特別な絆が始まったのかもしれません。

今では、読書時間は単なる私の趣味の時間ではなく、モモとの大切なコミュニケーションの時間になっています。彼女の邪魔は、実は最高の癒しであり、私にとってかけがえのない日常の一コマとなっているのです。

時には、本を片手に、もう片方の手でモモを撫でながら読むという技も身につけました。これは私たちなりの妥協点であり、お互いが満足できる解決策です。モモも、私が完全に本から離れることを要求するわけではなく、ただ自分の存在を認めて欲しいだけなのだと理解できるようになりました。

季節が変わり、窓から差し込む陽光が温かくなってきた今日、モモはまた新しい作戦を思いついたようです。本を読もうとソファに座った私の後ろから、突然肩に飛び乗ってきました。バランスを取りながら、私の耳元で「にゃー」と囁くような声を出す姿に、思わず吹き出してしまいます。

こうして振り返ると、モモの「邪魔」のおかげで、私の読書時間はより豊かなものになっているのだと気づかされます。本の世界に没入することも素晴らしいですが、現実の世界で私を愛してやまない存在がいることは、それ以上に幸せなことかもしれません。

今日も、モモは私の読書を邪魔しに来るでしょう。でも、それは最愛のパートナーからの愛情表現。この小さな幸せを、これからもずっと大切にしていきたいと思います。本の合間から覗く彼女の愛らしい表情に、私の心は毎日癒されているのですから。

そうそう、先日友人が「猫と一緒に暮らし始めてから、本を読む時間が減ったでしょう?」と聞いてきました。確かに、以前のように一気に読み終えることは少なくなりました。でも、その代わりに得られた温もりと愛情は、どんな物語よりも心温まるものなのです。

モモと過ごす読書時間は、私にとって特別な物語。邪魔をする彼女の仕草の一つ一つが、かけがえのない思い出として心に刻まれていきます。今日も、本を片手にモモを撫でながら、私たちだけの穏やかなひとときを過ごしていきたいと思います。

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