窓辺から差し込む柔らかな朝日に、私は目を覚ましました。いつものように、足元では我が家の愛猫モモがまだ夢の中。その寝顔は、まるで天使のように穏やかで、思わず見とれてしまいます。
モモと出会ってから、私の生活は大きく変わりました。3年前、地域の保護猫カフェで初めて出会った時のことは、今でも鮮明に覚えています。人見知りで警戒心が強かったモモが、私の膝の上で安心したように眠りについた瞬間、この子と一緒に暮らしたいと強く感じたのです。
猫と暮らし始めると、毎日が新しい発見の連続でした。朝は私の目覚まし代わりに、優しく頬をペロペロと舐めて起こしてくれます。夜は仕事で疲れて帰ってきた私を、しっぽを立てて出迎えてくれる。そんな何気ない日常の中に、たくさんの幸せが詰まっています。
特に食事の時間は、私たちにとって大切なコミュニケーションの場となっています。キッチンに立つと必ずやってきて、私の足元でゴロゴロと喉を鳴らしながら、今日の献立に興味津々な様子を見せます。もちろん、モモにも栄養バランスの取れた食事を用意します。獣医さんに相談しながら、年齢や体調に合わせたフードを選び、時には手作りのおやつも作ります。
休日の朝食は特別です。私がトーストを焼いている間、モモは窓辺の専用の棚で外を眺めています。小鳥たちが飛び交う様子に夢中になる姿は、まるで自然のドキュメンタリーを見ているかのよう。そんなモモの横顔を見ながら入れる朝のコーヒーは、格別な味がします。
食後のひとときも私たちの大切な時間です。ソファでくつろぐ私の膝の上で、モモは幸せそうに丸くなります。その温もりと、規則正しい寝息は、何物にも代えがたい癒しとなっています。時には本を読みながら、モモの頭を優しく撫でる。すると、より一層大きな声でゴロゴロと喉を鳴らし、その幸せな表情に私まで心が温かくなります。
季節の変わり目には、モモの健康管理により気を配ります。換毛期には、毎日のブラッシングを欠かしません。この時間も、モモにとっては特別なスキンシップの時間となっているようで、ブラシを見せると自分から近づいてきます。
時には友人を招いてホームパーティーを開くこともあります。最初は人見知りだったモモも、今では常連の友人たちとすっかり仲良くなりました。みんなで食事を囲みながら、モモの愛らしいエピソードに花を咲かせる。そんな時間も、かけがえのない思い出となっています。
夜になると、決まってモモは私の布団に潜り込んできます。一日の終わりに、温かい毛布の中で共に過ごす時間。モモの寝息を聞きながら、今日一日の出来事を振り返る。そんな穏やかな夜の時間も、猫と暮らす幸せの一つです。
猫との暮らしは、時に予想外の出来事も起こります。大切な書類に爪とぎの跡が付いていたり、お気に入りの観葉植物が倒されていたり。でも、不思議なことに、そんなイタズラさえも愛おしく感じられるのです。モモの申し訳なさそうな表情を見ると、怒る気持ちもすぐに消えてしまいます。
休日には、モモのためにDIYで遊び場を作ることもあります。段ボールで作った秘密基地や、窓辺に設置したキャットウォーク。モモが新しい遊び場を気に入ってくれた時の嬉しそうな様子を見ると、作った甲斐があったと心から思います。
モモとの生活で学んだことは数えきれません。猫は気まぐれだと言われますが、実は繊細で愛情深い生き物です。私が落ち込んでいる時は、いつも以上に甘えてきて元気づけてくれる。忙しく働いている時は、さりげなく側にいて癒してくれる。その優しさに、何度救われたことでしょう。
食事の準備をする時も、モモは私の様子を見守っています。包丁を使う音、野菜を炒める音、炊飯器の炊き上がりを告げる音。それらの生活音が、モモにとっても心地よい音楽となっているようです。台所から漂う香りに誘われて、時々覗きに来ては、期待に満ちた目で見つめてきます。
最近は、モモ用の手作りおやつにも挑戦しています。獣医さんに確認した安全な材料を使って、マグロやササミのジャーキーを作ったり。モモが美味しそうに食べる姿を見ると、作り甲斐があります。
そして何より、モモと過ごす時間は私自身を豊かにしてくれました。仕事で疲れた日も、モモと一緒に過ごす家での時間が、明日への活力を与えてくれる。心が落ち着かない時も、モモの穏やかな寝顔を見ていると、自然と心が落ち着いてきます。
猫と暮らすということは、新しい家族を迎えるということ。毎日の些細な変化に気づき、互いを思いやり、共に成長していく。そんな特別な時間を、モモと過ごせることに心から感謝しています。
今日も窓から差し込む夕日に照らされながら、モモと私は穏やかな時間を過ごしています。この何気ない日常が、実は最も贅沢な時間なのかもしれません。モモが私の膝の上でくつろぐ姿を見ながら、これからも一緒に素敵な思い出を作っていきたいと、そっと心に誓うのでした。
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