猫と暮らし始めて三日目に気づいた、体調管理という名の観察ゲーム

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うちに猫が来たのは、確か梅雨の終わりかけだった。

友人が「飼えなくなった」って連絡してきて、気づいたら翌日には段ボールに入った三毛猫が玄関にいた。名前はまだ決めてない。というか、決めようとすると逃げるから保留中。そんな関係性から始まった同居生活なんだけど、最初の一週間で学んだことがある。猫の体調管理って、要するに「いつもと違う」を見つけるゲームなんだよね。

朝起きて最初にチェックするのは、トイレ。これ、獣医さんに言われたわけじゃなくて、たまたまネットで見かけた記事に書いてあっただけなんだけど。おしっこの色とか量とか、うんちの硬さとか。最初は「そんな細かいこと…」って思ってたけど、三日目の朝にトイレが妙に綺麗なままだったときは本気で焦った。結局、猫がリビングのソファの下に隠れて出てこないだけだったんだけど、あの時の心臓のバクバク具合ったらなかった。

食事の話をすると長くなる。

うちの猫、めちゃくちゃ好き嫌いが激しい。最初に買ってきた「ロイヤルフィーラ」っていうブランドのカリカリ、一口も食べなかった。匂いを嗅いで、顔をそむけて、砂をかけるような仕草をした。あれ、本当に砂かけられてる気分になるからやめてほしい。で、仕方なく別のやつを買ってきて、それも駄目で、結局五種類目でようやく食べてくれた。でもね、食べる量が日によって全然違うんだよ。昨日まで完食してたのに、今日は半分残してるとか。これが普通なのか、体調が悪いのか、最初は全くわからなくて毎日スマホで検索してた。

そういえば去年の夏、実家で飼ってた犬が急に倒れたことがあって。あの時は本当に何の前触れもなかったから、今でもトラウマというか、ちょっとした変化に敏感になりすぎてる部分はあると思う。

猫の動きを観察するのは、意外と楽しい作業だったりする。窓際で日向ぼっこしてる時間が長いなとか、夜中の運動会が昨日より激しいなとか。うちの猫、夜中の二時くらいになると突然部屋中を走り回るんだけど、その時の足音で「今日は元気だな」ってわかる。逆に、いつもジャンプして登る棚に登らなくなったり、高いところから降りるのを躊躇したりすると、足腰に何かあるのかもって考える。

水を飲む回数も見てる。夏場は特に。エアコンつけてても、猫って自分で暑いって言えないから。水入れの減り具合で判断するしかない。最初は一日一回しか水を替えてなかったんだけど、今は朝晩二回。というのも、新鮮な水じゃないと飲まない性格だって気づいたから。贅沢な奴だよ、まったく。

毛づくろいの時間も重要らしい。これは本で読んだ。猫が自分の体を舐める時間が極端に長いとストレスのサインで、逆に全然しなくなると体調不良の可能性がある。うちの猫の場合、夕方の六時くらいから毛づくろいタイムが始まって、だいたい十五分くらいで終わる。この「いつも通り」のパターンが崩れた時が要注意なんだって。

目やにとか、鼻水とか、そういう細かい部分も毎日見るようになった。朝、顔を近づけて「おはよう」って言いながらチェックする。目が濁ってないか、鼻が乾いてないか。耳の中も週に一回は覗く。最初は嫌がって引っ掻かれたけど、今はおやつで釣れば大人しくさせてくれる。

体重測定は月に一回。人間用の体重計に猫を抱っこして乗って、自分の体重を引き算する。これ、猫が暴れると全然測れないから、寝起きの機嫌がいい時を狙ってる。三ヶ月で500グラム増えてて、これが成長なのか太りすぎなのか、また検索する日々…。

結局のところ、猫の体調管理に正解なんてないんだと思う。本やネットに書いてあることは参考程度で、目の前にいるこの猫のことは、一緒に暮らしてる自分が一番わかるようになるしかない。今日もトイレチェックから一日が始まる。

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